色はグラデーションで少しづつ変化をしていますので色を覚えることはなかなか難しいことです。
そのため、パーソナルカラー診断を受けた人は似合う色のカラーチャートをもらうことが多いと思います。
ただし、カラーチャートを後生大事に持ってお店にいったとき、果たしてその色と同じ色があるとは限りません。
さぁて、どうしましょうか…。
お店の人もパーソナルカラーをわかっているとは限らないので
お客様のカラーチャートを見せられてこの色じゃなければ私は似合わないんです!…と頑張ってしまうお客様も結構多く、お店の人も閉口してしまうことも多くあるとか…。
また、自分に似合う色は1色しかない、と思い込んでいる人も多いと聞きますが、
そんなことは決してないので、この色、1色しか似合わないなんて説明をうけてしまうと、楽しめる色の幅を狭めてしまうこともあり、その人にとってのパーソナルカラーは、本当にとてももったいないことになる場合も!!
パーソナルカラーリストからどのような説明をうけたかで、今後の色選びが本当に変わり、またパーソナルカラーそのものの印象も違ってしまうので、診断を受けるときはホームページを見るなど、気を付けてくださいね。
実は、パーソナルカラーを本当に楽しめるのは自分で似合う色を探せるようになってからだと私は思っています。
せっかくパーソナルカラーがわかっても自分で色選びができなければ、あまり意味ないですよね!
そのためにここでは、自分で似合う色が探せるようになるためにはどのようにしたらよいか説明していきます!
パーソナルカラーの4つのグループのイメージとは!
とにかく沢山ある色を覚えることはとても難しいものです。
そのため、のではなく「色の特徴を理解する」という発想に切り替えましょう。
それにはまず、自分の似合う色を分かりやすくするために、
パーソナルカラーでよく使われている四季(スプリング、サマー、オータム、ウィンター)の色の特徴についてを理解できると色が探しやすくなると思います。
それではその4つのグループを説明しますね!
ちなみに、パーソナルカラーで四季のスプリング、サマー、オータム、ウインターの名前を使っているのは、日本には春・夏・秋・冬があり
それぞれのシーズンごとのイメージがあり、はじめて似合う色を知る人も自分に似合う色がイメージしやすいから。
ということで、この4つのグループのイメージがわかるようにしましょう!
各タイプの4シーズンのイメージについて
1.春(スプリング)
イメージ:春に咲く色とりどりのお花のイメージ
イメージ:ビタミンカラーなどのフレッシュでジューシーなフルーツや野菜のイメージ
そんなスプリングのイメージワードは
キュート(かわいい)、元気な、若々しい、みずみずしい、などです。
写真を見て気が付いたと思いますが、どの写真の色もみんなカラフルではっきりした色みです。そしてオレンジや黄色、黄緑が多いですが、これがスプリングタイプの色の特徴です。
2.夏(サマー)
イメージ:パーソナルカラーのサマーは梅雨や初夏のイメージ。
雨に打たれたアジサイや雨に煙るイメージです。
イメージ:避暑地の湖畔などのイメージもあります
そんなサマーのイメージワードは
ソフト、エレガント、涼し気な、上品な などです。
サマータイプは淡いイメージやくすんだ感じのブルーやパープル系、ピンク系が中心となります。
3.秋(オータム)
イメージ:紅葉した野山のイメージや香辛料の色にみられる
スパイシーなイメージがあります。
イメージ:ヨーロッパの古い町並みなどのアンティークなイメージなどもあります。
そんなオータムのイメージワードは
ナチュラルな(自然な)、大人っぽい、落ち着いた、温かみのある などです。
オータムタイプは全体的に暗く深みがあり、イエローベースなので色みが温かみを感じるイメージになります。
4.冬(ウィンター)
イメージ:クリスマスのポインセチアとヒイラギのようなメリハリのあるイメージ。
イメージ:真冬の夜空にちりばめた宝石のイメージ
そんなウィンターのイメージワードは
クール、シャープ、モダン(人工的な)、華やかな などです
ウインタータイプはとてもはっきりした色が中心。同じはっきりした色でも、スプリングと違って、ブルーベースで暗いので硬質なイメージがします。そのため、よく宝石をイメージすることが多くなります。
4シーズンの色のイメージが、なんとなく、つきましたでしょうか?
ただし、これらはあくまでもイメージなので各グループの色を正確に理解できるか、というとなかなか難しいところがあります。
特に1色1色を見た時、それがどのタイプの色になるのか?と判断するのはやはり難しいので、色を覚える場合は、やはり色の三属性を使って特徴を理解することがポイントです!
色の三属性をそれぞれ2つに分ける!
4シーズンの色は、色の三属性と関わります。そのため色の三属性がわかると、色が整理しやすくなりまた色を覚えやすくなるので、探したい色が探しやすくなります。
色の三属性とは色相・明度・彩度でしたね。
パーソナルカラーでは、三属性の要素、それぞれを2つに分けます。では、どのように2つに分けるかを見ていきましょう。
①色相
色相は色み、色あいでしたね。この色相を、みなさんおなじみの
イエローベース、とに分けます。
色みは赤や黄、緑や青などがありますが、それぞれにイエローベースとブルーベースがあります。
これは、例えば同じ赤でも黄みよりの赤と紫よりの赤に分けます。
また黄色なら
緑なら
また青なら
なお、パーソナルカラーの色相の分け方は人の肌の色との調和を考えて作られています。
そのためオークル系の肌色の人はイエローベースと調和しやすいです。
ピンクベージュ系の肌色の人はブルーベースと調和しやすいとされています。
ただし、オークル肌、ピンク肌とすべての人がはっきりと分けられるわけではなく、中庸なタイプも多いです
②明度
明度は明るさ暗さの度合いでした。明度は低明度~中明度までの「暗い色」と
中明度~高明度までの「明るい色」
に大きく2つに分けます。
③彩度
彩度は色みの鮮やかさの度合いでした。彩度は高彩度~中彩度の色の「鮮やかな色」と
中彩度から低彩度の色の「穏やかな色」
と3つの要素をそれぞれ2つに分けていきます。
4シーズンを色の三属性で理解する!
なんども言いますが、色はたくさんあるので1つ1つの色を似合う色かどうかすべて確かめることは不可能です。
例えば、洋服を見るとき、全ての色の洋服を試着して、似合うかどうかを確認をすることは不可能ですよね?
そこで!同じ色の三属性の特徴をもつ色同士をグループにすることで似合う色と同じ特徴のグループの色なら調和する(似合う)と考えます。
そのため、パーソナルカラーで色分けしている4つのグループ、スプリング、サマー、オータム、ウィンターは、色の三属性でそれぞれ似た特徴をもつ色を1つのグループにまとめたものになります。
つまり!4シーズンの三属性の特徴が理解できると似合う色を自分で色が探しやすくなります
(つまり、似合うカラーチャートの色と同じ特徴の色をお店で探せばその色は似合うと思ってよいわけです!)
それでは4シーズンの三属性を確認しましょう。
スプリングはイエローベース・明るい・鮮やかな色が特徴です。
サマーはブルーベース・明るい・穏やかな色が特徴です。
オータムはイエローベース・暗い・穏やかな色が特徴です。
ウインターはブルーベース・暗い・鮮やかな色が特徴です。
*■の色がそのタイプの典型的な色ですが〇の色と配色をするとコーディネートしやすくなりますね。
自分で似合う色を探せるようになる!
さて、それでは質問です。このになるでしょうか?
この場合はこのように考えましょう。
まず、イエローベースかブルーベースか、どちらでしょう?
そうクールな青みの色なのでブルーベースの色ですね。そしてこの段階で、選択肢がサマータイプかウインタータイプの2択になります。
次は、鮮やかでしょうか、穏やかでしょうか?
そう、落ち着いたソフトな色なので穏やかな色ですね。ということは…ブルーベースで穏やかな色なので答えは サマータイプの色ということです!!
では2問目です!
この赤はどのタイプの色でしょうか?先ほどと同じように考えましょう。
まず、イエローベースかブルーベースか、どちらでしょう?
そう温かみのある黄色なのでイエローベースの色ですね。そしてこの段階で、選択肢がスプリングタイプかオータムタイプの2択になります。
次は、明るい色でしょうか、暗い色でしょうか?
そう、暗い赤になりますね。ということは…イエローベースで暗い色なので答えは オータムタイプの色ということです!!
ちなみにスプリングの赤だとこんな色!
そしてサマーの赤はこんな赤です。
最後にウインターの赤は
いかがでしたでしょうか?
色の特徴を理解して、自分で似合う色が探せると ことができます。
ぜひトライしてみてくださいね!
色の三属性で色の特徴が捉えられると似合う色も探しやすくなりますよ!